2013年 11月 27日
ストリート・オブ・ファイヤー(リージョンB)
リージョンBなのですが、遂にストリート・オブ・ファイヤーがブルーレイで発売されました。
ようやく届いたので、カンタンにレポしたいと思います。
リージョンB環境が必須です。リージョン設定可能なプレーヤーでも再生できます。
ただし、PAL環境が更にないと、特典内容の一部を観ることができない、という結構日本国内のユーザーには敷居が高い仕様の製品です。
ちなみに、通常の国内版のプレーヤーで再生しようとすると
となります。残念ながら、この表示しか出ない方は本編すら鑑賞できません。
メニューはシンプルです。
ロード時間も短めでキモチイイです。
音声はdts-HDMAとリニアPCMです。当然日本語吹替えはありません。
音声の切替はメニューからしかできません。本編再生中にはできないようにロックされています。
字幕は日本語含めて、英語すらありません。
まあ、正味95分以下のこの作品、ある意味カルト化されているので必要無いといえば必要ありません。
肝心な画質は、昨今のレストアとは違い、可も無く、不可も無くといった程度です。
文字のゆれもDVDやLD同様目立ったままです。
特典映像は3種類含まれています。
Rumble on The Lotというタイトルのドキュメンタリー風の作品(PAL収録)は本編真っ青な80分もある力作です。
一部がココで観られます。
年老いたマイケル・パレや、エイミー・マディガン(マッコイ!)、そして監督のウォルター・ヒルが登場します。
ミュージック・ビデオはMTVで死ぬぐらい流れていた2作品、‘Tonight Is What it Means To Be Young’と‘I Can Dream About You’が4:3で当時のまま収録です。
当然画質は押して知るべしですが・・・。
ORIGINAL ELECTRONIC PRESS KITという特典映像も含まれています。
この作品を含めて、80年代中期の作品(例えばトップガンとか)は、いわゆるスーパー35形式で撮影されています。4:3のビデオ化を前提にして、劇場公開では天地カットのニセワイドなのです。
したがって、画質はフィルムを部分拡大した感じになるわけで、当然粒子は荒いです。
それはそれで味と言えますが、まあ、なんともならないでしょうね。いくら修正したところで、こればっかりは何ともならないでしょう。特に本作の場合は、実はロケではなく、大半がセット撮影で、夜の雨のシーンなんかは、天幕を貼ったセットで水を巻いて撮影していたはずです。
映画公開当時には、VHDとVHSのみでそういった撮影状況も含んだミュージック・ビデオのような30分程度の独立作品も発売されていました。
実は今回その作品が収録されると期待していたのですが、権利関係の問題でしょうか、収録は見送りです。そもそも、この作品はユニバーサル・RKO(キング・コング!)作品なのに、イギリスの発売メーカーは、知る人ぞ知るSecond Sight Filmsというメーカーが発売しているのです。
日本で言うところの、スティングレイのようなインディペンデントなメーカーさんなのでしょうね。事実、発売している作品の濃いこと!
ファン必携の1枚には違いありません。
US盤が出ないと、日本盤も出ないでしょうねぇ~~