iPhone活用 その2

最初に言っておきますが、過去に電子工作のたぐいの経験が全く無い人にはオススメできません。
例え、この内容をもとにして製作して動作しなくても、iPhone本体に重大な損傷を与えても知りません。あくまでもご自分の判断で行ってください。

必要なものは秋月電子ですべて揃ってしまいます。

電池ボックスは単品です。レギュレータは入力用と出力用のコンデンサと簡単な資料がついています。
電線はテキトーなものを使えば大丈夫です。

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USBケーブルは最初のメーカー添付品でもモチロン使えますが、セリアで100円で売っているので何本か買っておくことをオススメします。
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分解はビス2本です。精密ドライバーが必要です。
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もともと実装されている部品はUSBコネクタ(Aタイプ)、ジャンパー線、整流ダイオード、そしてスライドスイッチのみです。
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ダイオードとジャンパー線を外します。スライドスイッチとUSBコネクタは当然そのまま使用します。
部品を外した跡の穴は後で利用するので、ハンダを吸い取るか何かして、穴が空いた状態にしておきましょう。吸い取る方法が無い場合は、片面基板なので、ハンダを温めながら反対側から爪楊枝でつつけばOKです。
もともとの部品面に載せる部品は3端子レギュレータのみです。一般的な7805とか78M05は使用できません。いわゆるロードロップタイプ(LD0)と呼ばれるものが必要です。
通常の3端子レギュレータは入出力間の電位が最低でも2V程度は必要ですが、LDOタイプだとたったの0.6Vで動作が保証されているからです。
むずかしい理屈はともかく、秋月電子で買えば、必要な電解コンデンサとセラミックコンデンサを含んで、たったの100円です。
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元々の配線をほぼ無視して制作するので、これでおしまいではありません。
裏面に抵抗2本と電解コンデンサ、そしてセラミックコンデンサを取り付けます。
抵抗2本は、500mAで充電するモードにするおまじないとでも考えてください。
モトネタはこちらにありました。

充電モードがふたつある理由は下記のとおりと推察しています。
USBの規格では、最大供給可能電流が最大で500mAとなっています。パソコンの場合、これ以上電流を取り出そうとすると保護回路が働きます。

USBのD+とD-の端子にパソコン接続のときのように思い込ませるわけです。
ちなみに、急速充電時は750mA流れるようです。
このときは抵抗値を工夫して、違う電圧D+とD-にかかるようにすれば良いのですが、電池の場合、内部抵抗の影響で電流を取り出せば取り出すほど、負荷にかかる電圧が下がってしまいます。
したがって、今回は500mAで充電できるようにしました。
ちなみに実測では充電電流は400mA程度でした。余裕があるようにはなっています。



さて、基板改造のハナシに戻ります。
コンデンサを取り付ける前にもともとの基板の配線のパターンカットをします。
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コツとしては、切る部分はカッターナイフで2本切れ目を入れて、ハンダごてで熱をかけてやって、確実に銅ハクを剥がしてやることです。テスターがあれば、ちゃんとカットできているかどうかの確認は用意です。何事も道具が肝心です。

コンデンサを取り付けた状態はこんな状態です。
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さて、あとは未配線の部分を電線つかっての接続です。
わかりやすいように4本とも線の色を変えていますが、同じ色でも当然問題ありません。ただし、配線には充分すぎるぐらい気をつけてください。
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あとは元通りに戻して組み立てるだけです。
使用後は必ず電源スイッチを切ってください。そうしないと、内部のレギュレータ回路の自己消費電流で放置してある間も電池が消耗してしまいます。

まあ、作ってから気がついたのですが、ワタシごときが思いつくこんなグッズ、探せばちゃんと市販でも売っています。

iPhone3G充電用ポータブルUSB電源 WH TS-202が安くて良いようです。

アルカリ電池は100均のものが鮮度は高いし安いので充分ですね。
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念のため、手持ちのニッケル水素電池で充電できるかどうか試してみましたが、いちおうできました。レギュレータICは規定の入力電圧以下はそのままスルーしてくれるからでしょう。
ただし、規定の定格電圧から考えると、1.2V×4本では4.8VでUSB定格は満たしていないことになります。
その点はご注意ください。


総額350円で自作するか、通販で購入するかは人それぞれです。
ぜひ楽しいiPhoneライフをお過ごしください。

この冬は、このバッテリーボックスとiPhone、そして、iTrailを使って、GPSで軌跡を残したいと思います。

下記は箕面にダークナイト鑑賞に行ったときの軌跡です。
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この詳しい使い方は・・・・
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Commented by sato at 2009-09-28 05:58 x
電気は苦手なんで良くわかりませんが・・・
思っていたより手間なんですね・・・・・
お手数をおかけします。

雪山って電池の元気がなくなりますが何か対策を考えてます?
Commented by takas1961 at 2009-09-28 07:22
電池の動作というのは、まさに化学反応です。
低温になれば本来の才能を発揮できません。
昔からよく行う方法としては、使い捨てカイロなどで温めてやることぐらいでしょうね。もしくは、低温でも強いといわれている電池を使うことです。
安くはありませんが、リチウム乾電池はその特性から零下でも機能を発揮できます。
なかなか店頭購入しにくいのが欠点でもありますね。
Commented by takas1961 at 2009-09-28 07:32
公式サイトはこちらです。
www.schick-jp.com/energizer/product.html
初期電圧が1.5V以上あるようですが、このバッテリーケースでは問題なく使用できます。
Commented by W・J at 2009-09-30 21:48 x
確か秋月電子の前身は信越商事とか言わなかったっけ?今でも秋葉のあの場所は用事がなくても行ってしまうよね。もう20年も前に秋月のSSBモノバンドTRXの基盤を買ってきて14Mhzのトランシーバーと3、5Mhzのトランシーバーを作ったよ。フェライトコアやトロイダルコアそれとクリスタルフィルターが安くなった時代だよね。そのうち年金をもらうようになったら1、9のフルサイズを畑に張ってCWで空に復帰するぜ。コリンズのセットでね。
Commented by takas1961 at 2009-09-30 22:15
惜しい!
微妙に間違っています。
信越電気商会です。
気がついたら変わっていましたね。
場所も昔の場所からはちょっと新お茶の水駅方面に移動しています。

なぜか名古屋の松阪屋の催事場で、抵抗とかコンデンサのジャンク袋500円也を売ったりなんてこともありました。
師匠はまだまだ年金もらえるお年じゃないですから、当分先ですよね。
局免って更新してらっしゃるのですか?

それにしても、LASIKの弊害なのか、加齢によるものか、最近ハンダづけに苦労しております。チップ部品は完全に拡大鏡が無いと何もできません。ほんの数年前にはジミー宅で1.6mm×0.8mmのチップ抵抗を外してDVDのリージョン改造できたんですけど、今はもうムリです。
フリスコにもちゃんとタンディラジオシャックがあるのですよ!

by takas1961 | 2009-09-22 09:17 | スキーマテリアル | Comments(5)

映画とスキーとR32に偏愛する日々を綴っています
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