2006年 05月 28日
白銀は招くよ!
LD(レーザーディスク)のコレクションが手元に1000枚以上あります。
DVDにならない作品も数多くあります。
中にはDVDになっても、権利関係の問題でしょうか、廃盤になっている作品も結構あるようです。
今回紹介する作品はそんな中の1枚です。
映画「白銀は招くよ!」は西ドイツ映画で主演はトニー・ザイラーです。このタイトルを聞くと、この曲を思い出すかもしれませんが、まさにその通り!
トニー・ザイラーと聞いてもピンと来る人は限られているかもしれません。彼は1956年のオリンピックのコルティナ大会にてアルペンのスラローム、ダウンヒル、ジャイアントスラロームの3種目で金メダルを取った名スキーヤーなのです。
競技生活引退後には映画俳優となり、成功した唯一の人、それがトニー・ザイラーなのです。
彼のフリー滑降のスバラシさはこの映画でも充分堪能できます。
そういえば、「アルプスの若大将」でもカメオ出演しています。
八ヶ岳ザイラーバレースキー場というのがありましたが、ここはトニー・ザイラー自身が設計開発に携わったスキー場なのです。今は経営母体が変わり、名前まで変わってしまいましたが、それだけブランド力としては無くなっていると判断されたのでしょうね。
映画のストーリーとしては、至って単純明解。ドイツ語のオリジナルタイトルは、実は全く違っていて、「12人のお嬢さんと1人の紳士」といったところでしょうか。
山小屋でスキー合宿している12人の女性たちと山岳警備隊のトニー・ザイラーを中心に展開するストーリーです。のどかすぎる故に自分たちの部署が廃止される危機を感じたザイラーの同僚がワザと事件をデッチあげるのですが、本当に事件が発生してという展開です。もちろんスキーシーンは満載ですし、出てくる女優さんたちもキレイな人たちばかりです。
本当の面白さは作品を実際に観ないと伝わりません。なんとかして観て欲しい作品です。
ぜひ、DVDでの再発に期待したいところです。
この作品、そして「私をスキーに連れてって」と「アルプスの若大将」を観ると、絶対にスキーに行きたくなることウケアイです。