2005年 05月 11日
「甘い人生」は甘くない
彼の主演映画は「JSA」、「純愛中毒」、「誰にでも秘密がある」を観てきましたが、どれとも違うテイストに仕上がった作品でした。
チケット売場で「甘い生活」って言ってしまいました。それでは、マストロヤンニじゃん!
まあ、それはさておき、英語タイトルは「a Bittersweet Life」というとおり、一筋縄ではいかない作品でした。ビョン様のキラー・スマイル目当てのおばさまたちは卒倒してたでしょうね、きっと。ジョン・ウー作品真っ青のバイオレンス描写のつるべうち、タランティーノあぜんの拷問シーンに、これでもかの銃撃戦。まあ、どこかで観たことがあるようなシーンもありましたが、ご愛嬌、同じ監督の「箪笥」よりも遥かに完成度は高かったです。
ちょっとブラックな笑いを取るシーンもありましたが、全編これフィルムノワール調の作品に仕上がっていました。監督の狙いどおり、昔のアラン・ドロンやジャン・ギャバン、ベルモントが出ていた映画の雰囲気を味わうことができました。
同じ韓国映画の「オールドボーイ」に出会ったときも同じような目眩を覚えました。
これはもう少し時間をおいてから、もう一度ぐらい観ないといけません。
そうじゃないと冷静に判断できません。
dvd購入決定!
ディレクターズカットには、お宝映像満載でしょうね。
TOHOシネマズ岐阜 SC7 F10 SRD-EX